2017年11月13日
「ねぶた」を修復しようヽ(´o`;

(修復後)
取引先が所有する、青森ねぶたの「顔」
ウチの会社に一定期間飾りたいので貸してほしいと
懇願したところ、長期間お預かりすることに・・・
ど~せなら破れたところを直して飾ろうぜってなって・・・
言い出しっぺのヒマな私が社を代表して挑戦することに・・・
(ちゃんと所有者から許可をいただいた・・・)
それにしても・・・いろんなところが破れてる・・・

ヒゲの部分が特にひどい・・・ほぼ原形を留めていない。

んん~~大丈夫かね?
・・・
早速作業に取り掛かる・・・実はこういうの好き!
破れた部分を切り取り、新しい和紙を骨組みの
型どおりに木工用ボンドで慎重に貼り付ける。

墨汁を薄め、ヒゲの部分のかすれ感を
出しながら慎重に再現して塗る。

これが難しくて、2回ほどやり直し・・・
これで妥協。
頭の部分は中の電球をLEDに交換するために
切り取り、交換後再び型どおりに和紙を貼る・・・

( ^ω^)・・・すべて貼り終わる。

・・・さて・・・
ここからが・・・更に難しい。
まずは・・・
こいつを準備する

あらゆるフィールドで活躍する俺の相棒・・・
SOTO レギュレータストーブ ST-310
そして仏壇用のロウソク(カメヤマ)
そして北海道限定販売のビール缶(サッポロCLASSIC)の半分

半クラシック缶でカメヤマを溶かし・・・
(室内がヤベェ匂いで充満)

筆で周りと同じようなドット柄を付けていく・・・のだが・・・

・・・ヤベェ・・・ドットがデカすぎた!

さて・・・なぜ、ロウソクなのか??
それは・・・後ほど・・・
ドット作業が終了し、いよいよ色付け・・・
「同じ色ば作んねぇばなんねぇべ」・・・
プレッシャーに押しつぶされそうになる・・・
本来はちゃんとした顔料を使うのだが・・・売ってない。
繊細な調整を加えながら・・・サクラ絵の具でGO!

おおお~なかなか同じ色あんばいではないか!

そうなんです・・・
ロウソクを塗った部分は水分を弾く。
さらに、光を通しやすくなるため、模様が際立つ。
(青森人の常識)
さあ、塗装も乾いた頃だ。
いよいよ緊張の時・・・
電源ON !

・・・色が違ったぜ!・・・

まぁ、どうせあまり見えない部分なのでスルー。
出来た!!!!!

インドアな作業も楽しいですね

このねぶたのモデルは『三国志』に出てくる『関羽』
メジャーな漢である。
イメージはこんな感じらしいが・・・

本当は・・・
