「ねぶた」を修復しようヽ(´o`;

HAYABOO

2017年11月13日 21:23


(修復後)


取引先が所有する、青森ねぶたの「顔」
ウチの会社に一定期間飾りたいので貸してほしいと
懇願したところ、長期間お預かりすることに・・・

ど~せなら破れたところを直して飾ろうぜってなって・・・
言い出しっぺのヒマな私が社を代表して挑戦することに・・・
(ちゃんと所有者から許可をいただいた・・・)


それにしても・・・いろんなところが破れてる・・・
ヒゲの部分が特にひどい・・・ほぼ原形を留めていない。

~~大丈夫かね?

・・・

早速作業に取り掛かる・・・実はこういうの好き!
破れた部分を切り取り、新しい和紙を骨組みの
型どおりに木工用ボンドで慎重に貼り付ける。



墨汁を薄め、ヒゲの部分のかすれ感
出しながら慎重に再現して塗る。

これが難しくて、2回ほどやり直し・・・
これで妥協。

頭の部分は中の電球をLEDに交換するために
切り取り、交換後再び型どおりに和紙を貼る・・・



( ^ω^)・・・すべて貼り終わる。


・・・さて・・・

ここからが・・・更に難しい。

まずは・・・
こいつを準備する

あらゆるフィールドで活躍する俺の相棒・・・
SOTO レギュレータストーブ ST-310
そして仏壇用のロウソク(カメヤマ)
そして北海道限定販売のビール缶(サッポロCLASSIC)の半分


半クラシック缶でカメヤマを溶かし・・・
(室内がヤベェ匂いで充満)


筆で周りと同じようなドット柄を付けていく・・・のだが・・・



・・・ヤベェ・・・ドットがデカすぎた!


さて・・・なぜ、ロウソクなのか??

それは・・・後ほど・・・

ドット作業が終了し、いよいよ色付け・・・

「同じ色ば作んねぇばなんねぇべ」・・・
プレッシャーに押しつぶされそうになる・・・
本来はちゃんとした顔料を使うのだが・・・売ってない。

繊細な調整を加えながら・・・サクラ絵の具でGO!

~なかなか同じ色あんばいではないか!


そうなんです・・・
ロウソクを塗った部分は水分を弾く。
さらに、光を通しやすくなるため、模様が際立つ。
(青森人の常識)

さあ、塗装も乾いた頃だ。
いよいよ緊張の時・・・
電源ON !


・・・色が違ったぜ!・・・


まぁ、どうせあまり見えない部分なのでスルー。

出来た!!!!!


インドアな作業も楽しいですね

このねぶたのモデルは『三国志』に出てくる『関羽』
メジャーな漢である。

イメージはこんな感じらしいが・・・



本当は・・・






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